りほちゃん希さんの歓迎会第3話。

会社からお店まで

後ろに聞き耳立てながら歩くこと10分。

お店に着いたら、私たちが1番最後だったらしく

なんと席がほぼ埋まっていて、各グループにひとつふたつぽつんと空いてる状況でした。

うーむ

コミュ障の私としてはこれはキツイなぁ。

だって空いてる席が、普段仕事でも

ほぼ接点がないグループで、話に入れなさそう😞

入ったとしても何話して良いか分かんないし、きっと会話続かないし疲れる。

さや姉の席は西島さんが隣りを開けてキープしていて

「さや姉こっちこっち！」と手を振ってます。

Keiさんと座りたいさや姉、戸惑いながらも

西島さんや周りに押されて西島さんの隣りの席へ。

バイト仲間のほのかちゃんとまりえちゃんも

西島チームだけど、別の人たちと座っていました。

でも2人一緒だし、周りともなじんるようで

既に楽しそうに話していました。

一方、主役のりほちゃんと希さんの席も

真ん中の営業さんたちチームに用意されていました。

りほちゃんもKeiさんと座りたかったらしく

「Keiさぁ〜ん」って泣きそうな顔で彼に

助けを求めていましたが

彼は「主役のお2人は真ん中へどうぞ」とニッコリ。

営業さんたちもりほちゃん希さんと話したかったらしく

さぁーさぁーこっち！こっち！みたいな感じで

押されて用意された席に収まる2人。

その他の私たちが、ポツンと空いた席に

1人ずつばらけるしかない状況。

藤木チームがひとつ空いてることに気づいて

藤木さんなら話せる〜とホッとして行こうとしたら

なんとKeiさんも行こうとしてる。

Keiさんボソッと私に

「あっちいきな。バイトさん同士で固まったほうがいいでしょ」

え？そんな空いてるスペースなかったよね？と見ると

西島さんチームが何人かずれてくれて

2人ぶん席が出来たようです。

既にナチュラルちゃんが座っていて

不安そうにこっちを見つめています。

咄嗟に私は

「Keiさんがあっち行きなよ」

「え？」Keiさんびっくりして固まってる。

私も自分でびっくりするくらい

ぶっきらぼうな言い方してしまった。

更に私ってば

「同じチームで固まったほうがいいでしょ？ナチュラルちゃんもいるし、今行けば隣に座れるよ」

このとき私は、Keiさんはナチュラルちゃんの隣に座りたいはず！

このために私にLINEまでして、飲み会出席させたのに

ここで席離れたら意味ないじゃん！

と、ホントにKeiさんのこと好きなのかと

自分でも疑うくらい、気持ちとは裏腹な行動に出てしまったのです。

今から思うとKeiさん、

さや姉やナチュラルちゃんがいるテーブルのほうが

私も過ごしやすいだろうと気を使ってくれたのに、

私ってば恩を仇で返すとはこのことか。

Keiさん固まった顔のまま、

ナチュラルちゃんたちのほうに歩いてたら

「Keiさーん！こっちきてー！」

オレンジちゃんがすごい勢いで来て

Keiさんの腕を引っ張っていってしまいました。

オレンジちゃんグループもひとつ空席があったようです。

オレンジちゃん、グループのみんなにずれてもらって

Keiさんを自分の隣に座らせてました。

まだお酒飲んでないのにKeiさんに抱きついて

キャッキャッ言ってる。

なんてこったと思いながらも

私は藤木チームの席に座ろうとしたら

ナチュラルちゃんが泣きそうな顔で

「サチちゃん、隣りに来て」

さや姉や西島さんも手招きしています。

かくして私はナチュラルちゃんの隣に着席。

そしていつもKeiさんがやっていた

ナチュラルちゃんのお世話係を

わたくしが務めることになったのです（笑）

おとなしくて引っ込み思案なナチュラルちゃんは

オーダーが出来ないので、かわりに頼んであげたり

飲み物がなくなるタイミングを見極めて

「次何飲む？」とかのお声がけ、

メニューのとりわけ、お皿の片付けなど。

これやってあげないと、いつまでも固まって

ナチュラルちゃんは何も飲めず食べれずに

なってしまうのです…

更にお箸の使い方がちょっぴりヘタな

ナチュラルちゃんはよくこぼす。

そしてその度にお気に入りのお洋服に

染みをつけてしょんぼりしてしまうわけで、そのフォロー。

更におトイレの付き添い、などなど。

（飲み屋では必ず酔っ払いに絡まれて

中にはチカンもどきもいたらしく、

今までの経験から怖くて、こういうお店では1人で

おトイレに行けないらしい😅）

あわあわ💦Keiさん今までこれやってたの？

大変だなー😵

こうして文章に書くと、ナチュラルちゃんめんどくさく見えそう（汗）

もしも人からこんな子がいてねって聞いたら

なんだそりゃ？となりそうだけど、

実際、ナチュラルちゃんと接していると

そんなこと感じさせないくらいにとてもかわいく、

そんな天然なところが大人気なのです。

ナチュラルちゃん見ていると

自然と助けてあげたいって思えるから不思議。

一方、ナチュラルちゃんのお世話に追われつつも

Keiさんのほうを観察。

実は私とは全く絡みがないので

今までブログに登場しなかったのですが

少し前にオレンジちゃんチームにも新人の社員さんが入ってきて、このお方もとても美人さん。

仮に里香さんとします。

なぜなら顔もうらやましいことにスタイルも

泉里香さんにそっくりだから。

きれい系好きなKeiさん、すぐ里香さんにも

声かけるだろーなーと思っていたけど

普段の業務ではあまり接点がなく、

その他のシーンでも特に関わってる形跡はない。

今までそれが不思議だったけど、

さすがに飲み会ではチャンスとばかりに

行くだろうなー。

この里香さん、実はあざといタイプ。

己の美しさを分かり尽くしていて

計算して動いている。

きっとKeiさんお酒の力を借りて声かけそう。

自分がモテるのを分かってる里香さんも乗って

いい感じになってしまうんだろーなー。

はー更に憂鬱が増えるのかと思っていたら

たしかに里香さんと話してはいたけど

なんとKeiさん飲み会開始30分くらいで

別のチームの席に移動しちゃいました！

えっ？えっ？

里香さんとはいいの？

せっかく仲良くなるチャンスだったのに？

会話が盛り上がらなかったのかな😓

てか、私の中できれい系なら

誰にでも手を出すことになってるKeiさん、

これはさすがに失礼かな^^;

オレンジちゃんはガッカリしているようだったけど

Keiさんは仲良しの営業さんたちと楽しく話してる様子。

時々こっちみて何回か目が合いました。

ナチュラルちゃんが楽しんでいるか

ナチュラルちゃんの面倒を

私がちゃんとみているか心配なんだろうな。

Keiさん、任せてください！

あなたの大切なナチュラルちゃんは

このわたくしがお守りいたしますよ^ ^

…のはずが、このあと結果的にナチュラルちゃんを

ほっぽってしまうことになってしまい、

天罰第二弾が下るのです。

＊ちなみに天罰第一弾は席が離れてしまったこと。彼に冷たい言葉を放ってしまい、ますます嫌われてしまったこと。←地味な天罰？