歓迎会 塩対応返し
りほちゃん希さんの歓迎会第4話。
そんなこんなで飲み会が進むにつれ
自然とみんな席がバラバラになり
私は気づいたら藤木さんと話していました。
私の隣の社員さんが別の席に行ったときに
藤木さんがすっと来てくれたのです。
相変わらず藤木さんの話は面白くて
2人で盛り上がっていました。
途中、なんと彼が
「ちーす。コレ頼んだ人いませんかぁー?」
とグラスを差し出しながら
私と藤木さんの間に割って入ってきました。
私と藤木さん「知らない」
そして再びおしゃべりの続き。
彼はすぐ退散していきましたが、
誰が頼んだかわからないお酒は
藤木さんの横にいた社員さんに
「コレ、プレゼントです❤️」と言って渡してました。
おっさんずLOVEの予感?
よく考えたらうんと離れたテーブルにいた彼が
誰が頼んだかわからないお酒を持って
はるばるやってくるのヘン。
間違ったとしても近くのテーブルまででしょ。
まぁ、飲み会なんてみんな酔ってるから
変なことだらけか(^-^;
そして私と藤木さんは飲み会終了まで
ずーっと話していたので、ナチュラルちゃんのお世話が出来なくなってしまい😱
その間のナチュラルちゃん係りは
さや姉や美魔女さんがやっていたそうです。
「もぉーっ!サチちゃんずーっと藤木さんとお話ししてるんだからぁーっ!」
とぷうっと頬を膨らませてるナチュラルちゃん。
ごめんね😥
そして気づいたら、
私たちのテーブルと隣のテーブルの間に
彼が座っていました。
いっいつの間に移動してきたんだ?
彼はさや姉や西島さん、美魔女さんと話していました。
この頃には、りほちゃんと希さんも移動してきて
みんなで何だか楽しそう♪
藤木さんと話しつつ、またお得意の聞き耳(笑)
所々聞こえてきた話では、どうやらチームで
飲み会を企画しているようです。
あと遠足がどーのこーの、日帰りでどっか行こう!
みたいな話で盛り上がっていました。
なーんだ、どっちみち私は関係ない話か。
これで話だけ聞いて、実際メンバーに
入れてもらえなかったらまた凹みそうだから
話に入ってなくて、藤木さんと話してて良かったのかも。
ホントは好きな人がいるイベント、参加したいんだけどね😔
藤木さんと話しつつ時々みんなのほうを見たら
りほちゃんがKeiさんの隣に座って
手つないでるし。
はぁ〜っ😣
いやいや、飲み会の席だし
元々私とは縁のない世界なんですけど、
やっぱり精神衛生上良くないわ。
これで凹むのお門違いてのもわかってるんだけどね💦
そして2時間半の飲み放題も終わり、
お店のほうはもう少し長くいても良いけど、
一旦シメることに。
このあとはドライな藤木チームや
奥さんが厳しい社員さん、
コミュ力弱めのエンジニアチームヲタ系さんたちは
サーっと帰るのがいつものパターン。
藤木さんも「オレ、帰るわ」
私も帰ろうかなと思ったけど
ナチュラルちゃんが「帰っちゃうの?😖」とうるうるして私の服の袖をにぎってるので😅
少しだけ残ることに。
ところがそのナチュラルちゃんも
ご家族から帰ってこいLINEが来たらしく
「わたし帰りまーす!」と言うと
あっという間に去ってしまいました^^;
残された私も帰ろうかなと支度してたら
彼がそれまでナチュラルちゃんがいた
私の隣の席に座りました。
でも誰とも何を話すでもなく、黙っています。
話したいな、チャンスだ♪
話しかけようかなと思ったけど
せっかく大好きなお酒を飲んで良い気分の所に
私なんかが話しかけてテンション下げちゃいけない💦
とガマンガマン。
あと下手に話しかけてまた塩対応されて凹みたくないって自己防衛。
それに彼が私と話したいって思ってくれていたら
彼から話しかけてくれるよね。
でも、残念ながら彼からは何も言ってこず😔
思い切って話しかけようかなと思ったそのとき
りほちゃんが
「ちょっとー!Keiさーん!なんでそっち行っちゃうのー?」
と、Keiさんを引っ張って元の場所に戻ってしまいました。
はぁーっ
やっぱりダメだったー😣
今日の飲み会で彼と話したのって
序盤の席の攻防だけで会話らしい会話は出来なかったなぁ。
今度こそ帰ろうと立ち上がったら
彼が私のことを見ました。
目があって、いつもは「は?」とでも言いたげな
冷たい顔をして目を逸らすのに
このときはじーっと私の顔を見ていて
それが何か言いたそうな泣きそうな顔に見えました。
あまりにも視線を逸らさないので
相当酔ってるのか、
実は特にわたしを見てる自覚なく
意識がぶっ飛んでるのか、
どこを見てるんだ?と思って
私が目を逸らして周りキョロキョロしても
まだ彼は見てる。
なんか視線がまとわりつく。
彼からこんな視線、初めて。
ここでなんと私
「なに?」
こうしてみるとただの会話ですが
実際はかなりキツイ口調で言ってしまいました。
彼もえっという表情。
すぐ反応したということは意識はあるようだ。
尚も私「なんか用?」
えっなんで私こんなキツイ対応してるの?
↑
自分でナゾ。
りほちゃんはたまたま反対側の隣の人と
きゃはきゃは笑ってて、西島さんはトイレ。
唯一その場にいたさや姉がびっくりして固まってます。
私自身、びっくりして
「うわーっ!ごめんなさい!」
固まってた空気が動いて
彼もさや姉も少しホッとした様子。
彼「温かい対応ですね」と苦笑い。
私「塩対応返し」
彼「え?」
私「Keiさんにいつもされてることのお返し!」
彼、絶句。
すごく嫌な顔しました。
さや姉はオロオロしてる😰
なんで私こんなこと言ってんだ?
私こそ、酔ってるのか?
でもこの日はお酒は一杯だけで、
後はウーロン茶だったんだけどな。
でも、今まで彼と目があって
「は?」とか「なに?」って言われたこと
実際何回もあった。
特に今の席になってから、椅子にかけてある
カーディガンとか膝掛け取ろうとして
後ろ振り返っただけでも「は?」だった。
いくら私がKeiさんのこと好きだからって
全部あなたに用事があるわけじゃないんだよ。
心の中では私のことなんだこいつとか思っても、
社会人としてこの対応はどうよ?と
日々モヤモヤしていたので
それが無意識に出てしまったのかも知れない。
でもこんな形でお返しするのは良くないので
私「Keiさんごめんなさーい!私も帰ります。お疲れ様でしたぁー!」
と、一応謝ってそさくさと退散。
みんな口々に「お疲れー^ ^」
さや姉も焦った笑顔作りながら手振ってる。
彼はさっきと同じ何か言いたそうな泣きそうな顔して
何も言わず私のことを見ていた。
周りがわーわー盛り上がってるなか、
じーっとこっちを見ている彼は異様で
なんかそこだけ別世界に見えた。
そのあとも、ずーっと見ていたかも知れない。
というのも、お店出るとき振り返ったら
彼が同じ表情でまだ見ていたから。
姿が見えなくなるまで見ていたのが印象的だった。
はーサイアクだ。
自分がされて嫌なことは人にしないように
心がけていたのに、よりによって
好きな人にあんな態度とるなんて。
しかも塩対応返し。
私って性格悪いなぁ。
なんであんなこと言っちゃったんだろう?
なんだかんだ言って諦めてると思いつつも
歓迎会プロローグのLINEと言い、
他の女の子と仲良くしてるシーン見て
イラついてたのかなぁ。←ヤキモチ。
もう彼とはダメだろうなぁ。
私のことますます嫌いになったに違いない。
いやいや今までも充分ダメだったんだけどさ
ついにトドメを自分で刺しちゃった感じ。
でもこれも私の今までの行いが招いた
天罰なんだろうな。