嫌われsachiの片思い

ネガティブアラフォー主婦の片思いと周囲の奇妙な人々の記録。ただ心の内を吐き出すだけのブログです。 *不快に思う方はスルーしてくださいね。

サチvs Kei ③

前回からの続き。


私、ほぼ独り言のつもりで


「薄々嫌われてるんだろうなとは感じていたけど、ここまでとは思わなかった。本当にごめんなさい。 Keiさんに嫌われてさみしいなぁ…」


ってつぶやいてたら

彼が横から私の顔を凝視しているのを感じた。


そのとき


「おい!Kei!おまえその顔どーしたんだよ?」


同じテーブルの彼と仲良しの営業さんが

驚いた顔をしてKeiさんを見ていた。


私もKeiさんを見たら

彼は真っ赤な顔をして

更に目も真っ赤で涙がたまっているように見えた。


周りもどうした?どうした?と

やいのやいのとワクテカではやしたてる。


マジうざい。


ほっといてほしい。


Keiさん「なんでもないです!」


みんな「Keiおまえ真っ赤だぜー!飲みすぎたんじゃないのー?」


Kei「大丈夫です!」


でも周囲は


あのKeiさんがあんな怒鳴るなんてなんかあったのー?

なにごとー?なになにー?


と、まだざわついてる。


でも私が別の人の立場でも

いつもニコニコ穏やかな Keiさんが怒るなんてと

気になって仕方がないだろう。


私は彼がみんなにサチがウザいと話すんだろうなと

覚悟したけど、

でもKeiさんは「大丈夫」「なんでもないです」を

繰り返して頑なに何があったかを語らない。


そのうち周りは私達と同じテーブルのメンバーに

ねーねー何があったの?と聞くようになった。


ナチュラルちゃんと希さんは

私とKeiさんの2人が話してるのは知ってたけど

内容は聞こえなかったとかばってくれた。

(後で聞いたらホントに話の中身は聞こえなかったそうだ)


もひとりの無口な社員さんは

周りからいくら突かれても沈黙を守ってる。


やっかいなのは彼と仲良しの営業さん。

この人、いつかの飲み会の二次会だか三次会で

派手にグラス割ってたというBさん。

お酒が入るとちょっとめんどくさいキャラらしい。

便宜上、西村さんとします。

(俳優の西村雅彦さんに顔も髪型も似てるから。←特に古畑任三郎の頃。顔面偏差値の高いうちの会社だけど、この人は古株かつ別の支社からの異動組だから例外。←って失礼?^^;)

西島さんと紛らわしくなっちゃうけど

似てる芸能人他に思いつかなくて😓


この人、彼の目の前に座っていたけど

実はナチュラルちゃんのことお気に入りで

ずーっとナチュラルちゃん、ナチュラルちゃんと

とにかくナチュラルちゃんにへばりついていたから

(妻子持ちなのにキモイ)

私と彼の話には入ってこなかった。


場所ゆえ、所々聞こえてたかも知れないけど

話の全容は分からないはず。


本人もそこは認めた上で、いつもは陰キャなのに

久しぶりにみんなに囲まれていい気になったのか


「いやーオレも全部は聞こえなかったんだけどさー、なんかサチさんがKeiにひつこく言いよってるように見えたんだよねー」


どよめく周囲。


ちょ、ちょっとww

余計なこと言うな!しかも全然違うし!!


私「わたし言い寄ってなんかいません!」


西村「えーでもKeiにひつこく迫ってたじゃん」


私「先に仕掛けてきたのはKeiさんのほう!それがどうしてもスルー出来ないことだったから聞いてただけ!」


ここで久々にスネ夫登場。←西島グループ。


スネ夫「Keiがサチさんに?かーっ!笑わせんじゃねーよー!サチおまえ自分の顔鏡で見たことあるのかー!!」


はー?

なんでこの会社はみんな恋愛に結びつけるんだー???


私「いやいや!仕掛けてきたってそーいう意味じゃないから! Keiさんが私にダメ出ししてきて…」


Kei「まぁまぁもう終わったことだから」


彼が私とスネ夫の間に手を出して遮ってきた。


西村「モテる男はツラいねぇ〜ヒューヒューだよー」


まるで、20ウン年前のドラマの牧瀬里穂さんのように

ヒューヒューだよと言ってる西村さん。

40代なので年代的にもあってるんだけど

今ここでこんなこと言うか!!!


周りから

「西村さんもっと聞こえてきたこと教えてくださいよー」

と持ち上げられて得意げに


「なんかKeiがサチさんにひつこくされて困ってるみたいなんだよねー」


私「だから全然違うから!!」


西村「ほら、こーやってムキになって否定するところがあやしーだろー?」


こ、このヤロ…

私は初めて殺意を覚えた。


私は元々この西村さんからあまり好かれていない。

以前、いつかの飲み会で

「サチさんってオレの好みじゃないから」と

ハッキリ言われている。


は?

もちろん、私は西村さんに告ったりアプローチしていない。

あたしだってあんたみたいなおっさん、

こっちからお断りだ!!


この会社は好みか好みじゃないかで判断するのかー!!


違うだろー!


会社でそんな個人的感情で動いてたら

ヤバいだろー!!


まぁそんな西村さんは社内結婚だっていうし

この人の中では仕事といえど

好みのタイプで態度を変えるんだろう。


そこへナチュラルちゃん

「ナチュも見てたけど、サチちゃん全然そんなんじゃなかったよ。どっちかというとKeiたんがサチちゃんにお説教してる感じ」


滅多にみんなの前で発言しないナチュラルちゃん、

みんなもえって感じで一瞬固まる。


ていうか、このときはまだナチュラルちゃんが

Keiさんのこと好きだと思っていたから

私が1番驚いた。


かなり酔っ払った西村さん

「ナチュちゃーん!場がシラけるようなこと言っちゃダメだぞぉ〜」


ナチュラルちゃん、キリッとした顔して


「しらけるようなこと言ってるのは西村さん」


西村さん、ショックのあまり固まる。

彼もビックリしてた。


ここへ隣のテーブルの佐藤さんが


「どーしたー?」


さすがに1番偉い佐藤さん登場となっては

野次馬も解散。


「まーお酒の席だからー。みんな楽しく飲もーなー」


と、何となくその場を収める佐藤さん。


改めて場を見渡すと

一番遠くのテーブルにいたほのまりちゃんが

心配そうに見ていた。


その隣のテーブルのりほちゃんは相変わらず

これは面白いことが起きたぞ!と言わんばかりに

目をギラギラさせてこっちを見ていて、

美穂さんは隣の社員さんに気に入られて

それどころではないようだった。


なんとなくみんなが元の席に戻り飲み会再開。


ガヤガヤし始めたところへ西村さんが

「なーKei、ホントは何があったんだよー?」


彼「ちょっとね」

西村「サチさんに絡まれてたんだよなー?」


彼、無言。

オレが説教してやったんだくらい言えよ!


西村「サチさんに私の特性はなんですか?とか聞かれてたんだよなー?」


話が振り出しに戻る。

そこは聞こえてたんだ?

でも巻き戻りすぎ!


彼「サチさんは藤木さんチームだから」

西村「だよなー!Kei関係ないよなー!いいとばっちりだよなー!」


何も言わない彼。


そしてそのタイミングでお店の人から

そろそろ時間ですのでの声がかかり

実は幹事だったKeiさんが締めの挨拶して飲み会は終了。


お店出るとき西村さんが

「Kei大変だったなー。二次会で飲みなおそうなー」


それに対しても彼は黙っていた。


なんか言えよ。

あいつ(サチ)にダメ出ししてやった!くらい言いなよ。

黙ってるのズルいよ!


大変だったのは私だー!!


お店の外に出て

みんなで何となくわらわら輪になって

ではかいさーん!となったとき

彼と目があった。

何書いいたそうな意味深な目をしてるように見えた。


この出来事は忘れてはならない。

彼から言われたことの記憶が鮮明なうちに

一字一句も逃すものかと

帰りの電車で必死に涙を堪えながらメモった。