昨日のバイトでのできごと。

昼休み、トイレに行ったらオレンジちゃんがいた。

私「お疲れ様です」

オレンジ、無視。

これはいつもの流れ。

返事こないことは分かってるんだから

私も言わなきゃいい気もするけど、

やっぱり社会人として人として

挨拶はしといとほうがいいよなぁと思って

とりあえず言ってる。

あと、何か人間関係のトラブルがあったとき

人から後ろ指刺されないように

例えばあいつも普段から態度悪かったとか

自分に落ち度がないように出来るだけ

他人に愛想良く振る舞うのが

3軍で生きてきた私の処世術なのだ。

だが、この日のオレンジちゃんは違った。

発言があった。

オレンジ「席替え　ざまぁー！！！」

これスマホで書いてるのだが

どうやらフォントサイズが大きく出来ないらしく、

（私が知らないだけ？）

ざまぁーの部分は大きく書きたい気分である。

私、あぜん。

公の場でざまーとか言われるのって小学生以来かも？

オレンジ「Keiさんのそばから離れちゃったねぇ〜」

私「はぁ…」

もちろん心の中では席替えの後遺症はあるのだが

オレンジの前では平静を保ってる。

無言で歯磨き始めた私にオレンジはイラついたようだ。

オレンジ「なんかその人をバカにしたような態度がムカつくんだよね！」

私、歯磨いてるから無言でぶくぶく。

オレンジ「Keiさん、ホッとしてたよー」

Keiさんと聞いて思わず反応してしまった。

オレンジのほうを向く私。

私の反応があったからか、目がギラギラするオレンジ。

「サチが遠くに行って良かったーって言ってたよーっ！！」

得意げにニヤけながら挑発してくる。

私、がらがら〜っとうがいすると

「いちいちそーいうご報告いらないですから」

つい挑発に乗ってしまった。

オレンジ「は？あたしに指図するってか？自分のことなんだからよく聞けよ！」

私「別にそんな話聞きたくないし」

オレンジ「そうやって自分に都合の悪い話から逃げるなよ！」

私「都合悪いというよりも、くだらなさすぎて時間のムダ！」

オレンジ「くだらないって自分のことだろ！いい加減、Keiさんから嫌われてるって気づきなよ！」

それはとっくに気付いてる。

私「そんなん、言われなくたってわかってるから。もう席も離れたんだしほっといてくれませんか？」

オレンジ「やだね！」

相変わらずひつこい。

尚も続けるオレンジ

「席が離れても、この会社にいる限りあんたKeiさんのこと追いかけるでしょ！これ以上会社の空気悪くするのやめてくれない？」

私「空気悪くしてるのそっちじゃないの？」

オレンジ「はー？？？」

私「くだらないことにクビ突っ込んでかき乱して中学生みたい。ばかじゃん」

ついつい挑発に乗ってしまった。

これじゃ私からケンカ吹っかけてるじゃん。

オレンジ「はー？あんた何言ってんのー？みんなに言ってやるから！」

私「どーぞご自由に」

オレンジ「あんたこの会社にいられなくなるよ」

私「それ決めるのは藤木さんと佐藤さんだから」

オレンジ「藤木に気に入られてるからって強気に出ちゃってさ！」

私はオレンジを睨みつけるとトイレから出て行こうとしたが

「ちょっと待てよ！」とオレンジに腕を掴まれる。

オレンジ「とにかく、Keiさんはあんたと離れて喜んでたから！あんたのこと気持ち悪くて見たくもないってさ！へっへっへー！惨めだねー！ほーら落ち込めよ！」

私はこのとき小学校時代のいじめっ子のことを思い出した。

物の言い方がそっくり！

てかオレンジ20代だよね？小学生と同じことやってんの？

私「あっそ」

オレンジの手を振り離して

私「オレンジさんこそ、惨めじゃないの？」

オレンジ「は？」

私「KeiさんKeiさんて言うけれど、ちっとも相手にされてないじゃん」

うわっ、あたし何言ってんた？と思ったけど

もう止まらなくなってた。

オレンジ「は？何言ってんの！私はKeiさんと仲良しだしぃ〜いつも遊んでるしぃ〜LINEもしてるしぃ〜かわいいって言ってもらえたしぃ〜」

私「2人きりで会ったことあるの？」

オレンジ「えっ…😨なにそれ。あ、あんたに関係ないでしょ😰」

なんだこの漫画みたいな反応は。

オレンジの顔見て、2人きりで会ったことはないなと判断。

この子のばーい、あったら自慢しまくるでしょ。

私「なんか他の人は2人で遊んだりしてるみたいですよね。あなたも相手にされてないようですね。子供扱いされてますもんね〜。ま、お子ちゃま同士人の悪口言って楽しんでください」

そういうと私はトイレから飛び出した。

オレンジが何かギャーギャー喚いてたけど。

席に着いて心臓バクバク。

どうした私？

今までいじめっ子に何言われても

あんな言い返したことなかったのに。

もしかしたら、言い返すの

ほぼほぼ人生初かも知れない。

どうしよう。

どうぞご自由にとか言っちゃったけど

ヤバいことになるかな😰

案の定、少ししてオレンジがオフィスに戻ってきて

わんわん泣いてる（たぶん嘘泣き）

あーなんかやっかいなことになりそうだなーと

思ってたら今泉がこっちに向かってツカツカ歩いてきた。

続く。

☆主な登場人物

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