嫌われsachiの片思い

ネガティブアラフォー主婦の片思いと周囲の奇妙な人々の記録。ただ心の内を吐き出すだけのブログです。 *不快に思う方はスルーしてくださいね。

ついにその時が

今朝、出勤したら世界が変わってた。


いつものようにおはようございまーすと

自分の席に行こうとしたら

そこには別人がいた。


え?と思って、Keiさんと目があったけど

Keiさんは冷たい目でチラリと見たあと

すっと目をそらして知らんぷり。


私の席にいる人と目があったけど、電話対応中。

私に気づいて目が泳いでるけど、

電話の内容が明らかに深刻そうで

とても私の対応どころではない。


そこへ藤木さんが「サッちゃん来た来た」と

言いながら走ってきた。


「昨日ねー席替えしたんだよー」


ついに席替えが決行されたのだ。


本当は6月からと聞いていたけど、特に変化がなく、

今までも何度かレイアウト変更案が出ては消えてたので

私はすっかり油断していた。


昨日私が休みだった日に事態が動いたのだ。


席替えの日、知りたかったな。

そしたら、今日がKeiさんの近くにいられる

最後の日なんだって心構えが出来たのに。


藤木さんに連れられて行った私の席は

以前説明された通り、オフィスの反対側の端っこ。


「私物勝手に移動しちゃってゴメンね💦引き出しはそのまま持ってきたから中身はいじってない。椅子もそのまま同じのだから。机の上にあったモノはそのまま持ってきたけど、これで大丈夫かな?」


明るく説明する藤木さんの声をぼんやりと聞きながら

机の上のグッズがそのまま置かれていることを確認する。


「メインのモニターどっちに置く?」


よく見るとモニターとかはまだつないでないようだった。

それは私に聞いてからにしようと待っていてくれたらしい。


「あ…こっちがメインで…」ボソボソ言う私。


「オッケー、こっちね」とセットしてくれる藤木さん。


そしてボソッと「遅くなってゴメンね」


私を見て優しく微笑んでいる。

たぶん、私がKeiさんの目の前の席が嫌だと

思っていたのだろう。

藤木さんは時々「席、大丈夫?」と聞いてくれてた。

その度に私は「大丈夫です」と答えてたのだが、

藤木さんからしたら無理してると思っていたようだ。


そうだよね。

普通はあんなこと言われたら(大嫌い宣言)

近くにいるのイヤだよね。

好奇心旺盛軍団以外の人は

まさか私がKeiさんのこと好きだって

思いもしないから、サチさんあの席嫌だろうなとか思ってたんだろうな。

美魔女さんからも何回か大丈夫?って聞かれてたし。


新しい席の周りは藤木チームをはじめ、

この会社では大人な部類の方々が集まってる。

Sさんも隣で、落ち着いて仕事できる環境。


好奇心旺盛軍団をはじめとする、

Keiさんと仲良しの若い子たちのいつメン、

個性強い西島チームなどはみーんな反対のKeiさん側。

チームKeiの場所は変わらない。

オフィスの半分が明るく華やいだ雰囲気、

半分がドライというか落ち着いた雰囲気と

2分された形になった。


私の席からは、後ろを振り返って

立ち上がって背伸びすると

かろうじてKeiさんが見えるけど

普段そんな姿勢取ったら不自然だし、

トイレに行くときなどの動線も変わるので

ほぼKeiさんのお姿は見えなくなる。


仕事の件でも、私は独自の業務で

ほぼ藤木さんとSさんしか関わらないので

Keiさん方面にいるチームに行く用がほとんどない。


仕事で連携のあるチーム同士を近い配置にしたせいか、

Keiさんもこっちに来ることはほぼない。


したがって今後は出社しても

Keiさんに会うことなく終わってしまう日々になるだろう。


強いて言えば、休憩室がこっち方面なので

来るときに見えるかも知れないが

社内のルートは2つあり、

執務スペースを通るルートと

ミーティングルーム前を通るルートがあり、

後者を選択すると私からは見えない。


どちらにしろ、Keiさんとの接点がなくなるのだ。


いや、接点なんて元からなかった。


でもKeiさんの声を聞けるだけで良かった。


Keiさんは私なんか見たくない一心で、

目を背けていただろうが、

物理的に視界から完全に排除するのは難しい

位置関係だったので、

Keiさんの視界に入っていただけでも良かった。

たとえモノ以下でも存在を認識してもらえるだけ

ありがたかった。


Keiさんは目の上のたんこぶというか

邪魔者がいなくなってホッとしているだろう。


何よりも今後の動向を知ることが出来ないのが悲しい。


美穂さんや里香さんとの距離感や親密度、

どのくらい距離が縮まっているのかとか、

へー今週末はみんなでどこそこ行くんだーとか

会社以外では、近所の会社のお友達とか

ブログに書ききれなかったけど、

生命保険のお姉さんとも仲良くしてたり

娘ちゃんの幼稚園の先生とか

(さすがに付き合ってるのは卒園してかららしいけど)

学生時代の女友達と再会していい感じとか

入院してたときの看護師さんとか

(身バレ防止で書けなかったけど、Keiさん以前少し入院してます。もちろん命に別状はなく今は元気いっぱい)

Keiさんの様々な交友関係を知ることができた。

(私の隣の素朴くんに武勇伝のように語ってた。てか出会いのチャンスは全てモノにしてるのか?そりゃ10歳以上若く見えるしイケメンだけどさ😓)


その度に私は世界の違いを感じて落ち込んでいたわけで

だったら知らないほうが幸せなのは分かってるんだけど

傷ついてもいいから知りたいと思ってしまう

自分がいるのだ。

(やっぱりわたし究極のドM?)


もうこれからはKeiさんのこと知れなくなるんだなぁ。


でも、離れてさみしいと思いつつも

私は先日のショートボブの件でかなり嫌気がさしていた。

もうこんなん嫌だな、巻き込まれたくないなと思った。


お願いだからほっといてくれ。


でもKeiさんの後ろのフリースペースは

みんなの憩いの場だから

これからもくだらないことで絡まれるんだろうな

と思うと憂鬱だったのは確かである。


それにもう潮時なのかなぁとも感じてた。


斜め後ろで、人1人通るのがやっとの隙間しかなく

手を伸ばせば届く距離にいながら

お互いの心の距離はものすごく遠かった。


Keiさん無口なキャラと言われながらも

素朴くんや、りほちゃん、少し前まではさや姉と

よくおしゃべりしていた。

でも私とは話してくれなかった。


他のバイトさんの挨拶にはちゃんと顔あげて

和かに返事してるのに、私は基本スルー。

ごくたまに返事してくれるけど、絶対こっちは見ない。

冷めた表情でボソボソ言ってる。


てかKeiさん、今朝私が来て席見て固まってたとき

目があったんだから「席替えしたよ」の

一言くらい教えてくれたっていいのに。

しらけた目してすーっと逸らした、

あの冷たい目は忘れられない。


もうこの出来事が全てを物語っている。


普通なら席替えしたの知らなくてビックリしてる人を

目撃したらそのことを教えてあげるでしょ。


あぁ、もう本当にダメなんだなぁと実感した。


荷物整理するフリして、Keiさんのほうみたら

周りをいつもつるんでる仲良しで固められたせいか

すごく楽しそうにリラックスしてるのが見えた。

でもここ職場ですけどね😒

席替えで周りが仲良しになって喜ぶのって

中学生までだよね💦


元私がいた席の人とも笑いながら話してる。

私と話さなかったのは

位置的な問題ではなかったってことが証明された。


Keiさんの穏やかな顔を見てると

ムカつく奴がいなくなってホッとしているのかな。

これからは遊びの企画でバイト誘うときも

気にしなくて済むね。

なーんてまた私中心の考えしちゃったけど

彼は私のことなんて1ミリも考えてないんだろうな。

席替えしたことすら何とも思ってなさそ。


さみしいけど、これで良かったんだなぁ。


緊急事態中のフェードアウト作戦で

少しは気持ち落ち着いたのに、

やっぱり顔見て声聞こえてると

完全に諦めるのは難しかった。

聞こえてくる「知らなくていいコト」に

勝手に惑わされて凹んでいた。


それを考えると、この席替えは私にとって

良かったのかも知れない。


これからはKeiさんとの接点はもちろん、

情報が入らなくなるので、ここに書くことも

減ってしまうのかな。


気持ち、頑張って整理しよう。


さよなら、Keiさん。


*緊急事態中に当時更新するのは気が引けたネタが

いくつかあるので、ぼちぼちUPしようかな。