嫌われsachiの片思い

ネガティブアラフォー主婦の片思いと周囲の奇妙な人々の記録。ただ心の内を吐き出すだけのブログです。 *不快に思う方はスルーしてくださいね。

たった半年前のことだけど

前回のブログで、一度はブロックしたLINEを

解除したことを書いて、あのときのことを思い出した。


今更感満載だけど、数少ないKeiさんと私の

穏やかなエピソードなのでここに記しておく。


4月。

明日にでも緊急事態宣言が発令されるのでは?と

言われていた日。


もし緊急事態になったときの会社としての体制は

再三書いてるが、会社は通常営業。

社員はリモートか特別休暇。リーダー格は交代で出社。

派遣とバイトに関してはリモート出来ない。

派遣は休みたい場合は有休使用。

バイトは休んでもいいけどただの欠勤扱い。

出社か休みかは本人の判断に任せる。


私の直の上司は藤木さんだけど、

バイトの管理はKeiさんという複雑な体制だった。

あの大嫌い宣言以来、私がKeiさんに伝えるべきことも

藤木さんが間に入って伝書鳩やっていてくれた。


ところが、この頃は前代未聞の事態に

藤木さんも対応に追われ、

私のケアにまで手が回らなかったのか、

あることを自分でKeiに伝えられるか?と聞いてきた。

(内容は大事なこと)

もちろん、しんどかったら後でオレが伝えるとも。


Keiさんとちゃんと話せる自信がなかったし、

Keiさんの反応も気になってたが、

いつまでも多忙な藤木さんに

間に入ってもらうわけにはいかないと思っていた。

その一方、オフィシャルな用事で話せることに

少しだけワクワクした。


またしてもいつものように前置きが長〜くなったけど、

かくして私はKeiさんと話すことになった。


真面目にメモを持参してきた私に、

Keiさんも固い表情で対応。


でも話の内容が

業務に関する真面目で大切なことだと知ると

少し安心したのか、表情が和らいできたのを感じた。


無事に用件を伝え終わって

「以上です。よろしくお願いします」のあと

彼が少し微笑んだように見えた。


私「明日…緊急事態宣言されるんですかね」


経験したことのない事態に不安だらけだった私は

(もちろんこのとき全世界の人々が不安だったと思う)

思わずポロリと半分独り言のようにつぶやいてしまった。


彼「うーん、この状況だと有り得そうだよね」

普通に答えてくれた彼。


私「もしそうなったら、Keiさんはリモートですか?」


彼「うん、そうなるねぇ。週1〜2は出社するつもりだよ」


ここで、お互いの出社がバラバラになるということで

業務に関する緊急連絡があったらLINEするから、

という話になった。

だが、例の大嫌い宣言のとき、

勢いでLINEブロックしてしまっていた。

彼に教えてもらってLINEブロック解除。


なんとなくお互い目があって照れ笑い。


私「そっかぁ〜じゃぁしばらくお会いできないんですね」


彼の顔がぴくっとした。


「会えるよ」


私「?」


彼「事態が終わればまた会えるよ」


マスク越しだけど、

彼が赤くなって微笑んでいるのがわかった。


私「そうですね😃どうかご無事で。また元気にお会いできるといいですね☺️」


マスクから出てる彼の目は微笑んでいて

優しく頷いていた。


この微笑ましいエピソードのあと

謎のシフト攻防とかヘンテコ事件簿もあったけど😰


このときの私は、バイトの契約期間が

半年から1ヶ月ごとに更新に変更になったばかりで、

こんなご時世、いつ彼に会えなくなるか分からない

不安に襲われていた。

なんとなく、彼とはもう会えないんじゃないかと

感じていた。


このとき第六感で何かを感じていたのか。


半年後、本当に会えなくなってしまった。


たった半年、もう半年。

もっと昔のことのように感じる。


過去のブログを読み返すと、

飲み会での攻防や、私だけ誘ってもらえないとか、

今から思うとものすごくちっぽけなことだな(笑)


でも会えてるだけでよかったのだ。


会えなくなった今、私の心の中で

少しずつ彼の存在が薄れてしまっているように感じる。


でも時々、彼のことを思い出して

会いたいなぁ、なんで仲良くなれなかったんだろうと

フラッシュバックのように押し寄せてくる。


でも鮮明な記憶だったあの会社での出来事が

少しずつ薄いベールに包まれていくような感じ。


そんな薄れゆく記憶のなか、次回は

最終出勤日のことを書いておこうと思います。