嫌われsachiの片思い

ネガティブアラフォー主婦の片思いと周囲の奇妙な人々の記録。ただ心の内を吐き出すだけのブログです。 *不快に思う方はスルーしてくださいね。

昼休みのコント 藤木さん編

前回からの続き。

藤木さんに女子会ランチに誘われなかった件を

思わずこぼしてしまって、

前向きなアドバイスをもらった話。


何かに気づいた藤木さんが社内の様子を見に行って

慌てて戻ってきた。


小声で「ヤバイ!ヤバイ!」を繰り返してる。


なんとさっき藤木さんと話してた場所の

壁一枚隔てた所でKeiさんがお昼を食べてたと言うのだ。


その場所は、ちっちゃなミーティングスペースで

仕切りは壁と言うよりも天井まで繋がっていなく

ほぼパーテーション1枚だと思って良い。


休憩室がいっぱいなときは、

その小さなミーティングスペースで

食べてもいいことになってる。


でもたいてい社内で食べる人は休憩室か

自分の席で食べるので

ここで食べる人はほとんどいない。


私と藤木さんはまさか中に人がいるとは思わず

そのほぼパーテーションに寄りかかるような感じで

話していたのだ。


つまり、それまでの私と藤木さんの会話は

その薄っぺらいパーテーションもどきの真裏にいた

Keiさんにほぼ丸聞こえだと思われる。


なんだこりゃ?まるでコントだよ😱


思いっきりKeiさんの話題してたじゃん!


私がランチに誘われなかったことを知ったであろう

Keiさんからしたら、ほら、やっぱり!

俺の言ったとーり、みんなサチのこと嫌ってるんだなと

ほくそ笑んでるに違いない。


で、社内の様子を見てきた藤木さんによると、

この日、中でお昼を食べていたメンバー、

外に行ったメンバーを確認して、

更にそこから

いつも外に行くメンバー、

いつも中で食べてるのにこの日に限って外に行った人、

藤木さんがお昼を買いに行くとき、

エレベーターの中でのみんなの会話や

その後、外に出たみんなのばらけ具合などなど

いろんなことを含めて総合的に推理した結果、

女子全員のランチだけではなく、

Keiチームのバイト、西島チームの一部社員、

オレンジ&里香さんチームの若手社員、美魔女さんの

大きなランチ会だったのではないか?と推測。


そして「たぶん会社の不満言いたくて集まったんだな。俺の悪口」と苦笑い。


私、え?不満?悪口?と動揺。


藤木さんは

「オレが無理やり仕事お願いしちゃったからさ💦たぶんみんな不満があるんだと思うよ」


たしかに、この少し前から

社内でちょっとした動きがあった。

Kei&西島チームにアシスタントのバイトを採用してから

チームの効率があがり、社員さんからも好評と聞いて

オレンジ&里香さん所属チームからも

アシスタントのバイトが欲しいと要望が出た。

一時は募集することが決まりかけたのだが、

本社からNGが出て、今いる人数でなんとかしろと

なったらしい。


今から思うと、この頃から売上減の影響があったのかもしれない。


かくして、Keiチームのバイトが、オレンジ&里香チームの

仕事も手伝うことになった。

こっちは専門的な分野なので社内で講習会したり、

社員さんたちも全くの未経験者に指導するのは

相当大変だったらしい。

効率UPのためにアシスタント(バイト)を使うのに、

そのレベルに達するまでの道のりが程遠く、

逆に効率悪くなってるようだ。

これなら経験者のバイトを募集したほうが

手間も時間もかからなくて済むのにと不満が発生。


Keiチームのバイトは西島チームの仕事も手伝ってたので

じわじわとそっちにも負担がかかるなど影響大。


全く関係ない私にも、

みんなの歯車が上手く回ってない空気が伝わってきた。


いつかブログに書いた

Kei &西島&オレンジ所属チームvs藤木さんの亀裂とは

このことだ。


そのときのブログ(13日の金曜日ホワイトデー編)


https://sachikei.muragon.com/entry/190.html


藤木さんも空気の悪さを感じていたんだ。


藤木さんの予想では、この日西島さんは外出、

社内にKeiさんやオレンジチームのリーダーが

残っていたところを見ると(休憩室にいたらしい)

この件で一番負担がかかってる若手社員や、バイトが

不満を言いたくてランチ会を開いたのでは?とのこと。


私はこのとき、この仕事を受けるに当たって

Keiさんが、はじめははっきり拒否したが

藤木さんが押し切ったシーンを目撃したことを

思い出した。


この会社の誰しもが、Keiはどんな無理難題でも

文句ひとつ言わず引き受けてくれると言う神話が

崩れた瞬間だった。


この弊社的歴史的瞬間に立ち会った社内のメンバーは

みんな凍りついて成り行きを見守っていた。


藤木さんが去った後も、Keiさんと西島さんは

不満そうだった。


オレンジチームのリーダーからレクチャー受けてる時も

「俺たちよりもプロのバイト雇ったほうが早いじゃん」

とブツブツ言っていた。(プロのバイトって…😓)

オレンジチームのリーダーさんは温厚な人柄なので

まぁまぁと優しくKeiさんをなだめてた。


元々Keiチームと西島チーム、オレンジチームの一部は

彼らの言葉を借りると上の2人(佐藤さんと藤木さん)

のことを良く思っていない雰囲気だった。

仕事なので表向きは波風立てず、無表情で対応してるけど

(上の2人は見た目穏やかに対応してる)

Kei&西島チームの飲み会では

上の2人への不満が爆発大会になるとのこと。

(ナチュラルちゃんから聞いた)


そんなこともあって、この日のメンバーの動きから

昼休みみんなでストレスを吐き出したくて

集まったのではないか?

若手しかいないのはリーダーにも言いにくい話が

あるんだろうと藤木さんは推測。


この頃はまだ緊急事態ではなかったけど

飲み会は控えましょうという雰囲気が出始めた頃。

だからランチになったのだろう。


「俺の推測通りだとしたらサチちゃんは誘われなくて当然だよ。違うチームだし、俺の直下だからね💦だから気にしなくていいよ」


優しく微笑む藤木さん。

わざわざ社内を見回ってまで様子を見てくれて

その場に残ってるメンバーから

ここまで考えてくれるなんて、

言葉にならない何かがこみ上げてきた。


更に藤木さんは

「サチちゃんがいい子だってことは俺とSさんが分かってるからさ😊」

と優しく微笑んでる。


万人から広く浅く好かれるよりも、深く狭く、

自分のことを受け入れてくれる人のほうが

私にとって大切な存在。


藤木さんの言うとうり、ひとりのほうが気楽かもと

思えるようになった。


この会社があまりにもみんな仲良しなので

いつのまにか影響を受けていたのかも知れない。


そんなところへ、お外ランチしてたメンバーが帰ってきた。


確かに、私以外の女子全員と西島チームの一部若手、

オレンジチームの若手が固まって歩いてきた。


先ほどのパーテーション1枚のアクシデントで

私と藤木さんは廊下に避難していたのだ。


藤木さんは明るく

「おかえりー!おつかれー!」と声をかけるが

オレンジとか一部若手メンバーは無視して素通り、

美穂さん、りほちゃん、その他メンバーは

冷ややかな目線で軽く会釈がチラ見、

足立さん(オレンジチーム)とか大人女子、

ナチュラルちゃん、希ちゃんは控えめに「お疲れ様です」

美魔女さんやほのかちゃんなどは明るく普通に

「ただいまー!お疲れ様でーす!」


なるほど、わかりやすっ。


藤木さんも「ほらね」って感じで私に目で合図。


これ見て私も何かが吹っ切れたような気がした。


ここには仕事しにきてるんだ。

「おともだち」はいなくてもいい。


いずれSさんもいなくなってしまうかもしれない。


その時に備えて、1人でもやって行けるように

心構えをしておこうと思った。


そして、自分のペースを大切に。


だが、この心構えから約2ヶ月後。


またしても心が揺れる出来事が起きたのだ。